2010-01-01から1年間の記事一覧

●日常を歩いてみるということ

遠い方の職場と縁ができてから30年近くになるが、その周囲に何があるかはいまだにほとんど知らない。 駅から歩いたことも多く、近くを車で通ることも多いのだが、決まった道を歩いたり車で通過したりするだけでは、その地域のことは何もわからないのである。…

●シャッターアイランド

レオナルド・ディカプリオ主演のサイコサスペンス。 この種の映画って、オチというか謎解きがけっこう大きな部分を占めるのですが、たまたまちょうどいいぐらいのタイミングでそれが分かり、個人的にはよかったと思います。 鋭い洞察力により(あるいは何か…

●恐るべき恐山

恐山に着くころは、車にはかすかな異変すらなかった。 異変があったのは天候だ。 着いて車から降りた時には、曇ってはいたが晴れ間も見えるような状況だった。だが、周囲を見渡し、持ち物を整えたころには、パラパラと雨が降り出した。 大丈夫だろうとは思っ…

●月に囚われた男

キャストが「ひとり」しかいない、月面を舞台にした哲学的SFサスペンス。かなりの名作。(Moon, 2009 U.K.)

●MacBook Air 環境移行覚え書き

MacBook Air の環境移行でちょっと苦労したので、これから購入する方のために記しておきます。 あくまで体験に基づいておりますので、間違いや無駄な手順等あった場合はご容赦ください。 最初、まっさらの状態から起動した時に自動的に立ち上がる「移行アシ…

●燃料ポンプ交換

車は結局、燃料ポンプのアッセンブリー交換になった。 素人の私ですら、帰宅してちょっとネットを検索したら、たぶんそうなることはすぐにわかった。 どうして「原因不明」なんて言ったんだろう。メカニックと直接しゃべった時の口ぶりから推すと、彼自身は…

●車の故障、覚え書き

車はずっと快調に走っていた。 この旅行が終わるころには10万キロを突破する。そのオドメーターを記念写真に撮ろうとちょっとわくわくしていた。 購入して9年以上になるが、外観は新車同然である。だがさすがに、長年働いてきたパーツがぜんぶ無事であると…

●自転車で昼食へ

例によってこの土日も家人は仕事なので、今日は息子とふたりで自転車に乗って昼食に出かけた。 これまで、ほぼ必ず「自転車で行ってもいいんだけど・・・」とか考えながら、結局は考えるだけで毎回車で出かけていたのだが、その車がはるか下北半島にある以上…

●瑞穂の国が・・・

はるか青森まで車を走らせながら、「車を運転している時は新幹線に乗っている時ほどには哲学者になれないのかなあ」と考えていた。 新幹線と違い、ひたすらぼーっと車窓の景色を眺めているわけにはいかないのだから、それもまあ当然である。 むつ市(ぜひ地…

●謎の美少女(長文)

一日に9本しか来ない列車は、それでも空(す)いていた。 まして、この列車は、一日に1本しかない、八戸への直通列車らしいのに。 ___ そもそも昨夜、今日の切符を買おうと思って駅に出向いた時には、すでにだれもいなかったのだ。 まさかとは思うが、…

●謎の美少女へ(取り急ぎ)

もう読まないかもしれないけれど・・・ 無事大阪に帰宅しました。 地震には驚いた? さっそくのコメントありがとう。怪しさ全開だったかもしれないと反省しています。でももちろん、旅先で(じゃなくてどこでも)知らない女の子に話しかけたのなんて初めての…

●3度目の・・・(とりあえず速報)

今、青森県むつ市のホテルのロビーでこれを書いている。こんなところで泊まる予定はなかった(というか、何の予定もなかったんだけれど)。 むつ市は下北半島!にある。車が故障してエンジンがかからなくなり、途中省略すると、とにかく置いて帰る!ことにな…

●はじめての千円高速

ほんとうなら海外出張に出ているはずなのだが、なんだかんだで結局延期になってしまった。 その気になって予定を空けていたので、せっかくだから休暇を取って一人旅に出ることにした。 一人旅というとちょっとかっこいいような気もするが、実際は寂しくて空…

◆郵便配達は2度ベルを鳴らす「な」

いえ、古い映画の話ではありません。それに、郵便配達の方には何の責任もないんですけど・・・ ___ 昨日の昼下がり、新しい映画(『パリより愛をこめて』リュック・ベッソン)を見ていると、ピンポーンとチャイムが鳴って速達が届いた。家人が受け取った…

◆もっと可哀想なゴキブリ

ついさっき、この家に越してきてから最大だと思われるゴキブリを発見した。まず音だけで気づいた自分が偉いと思う。 最初は発見できなくて気のせいかと思っていたのだが、数分後にそのグロテスクな巨体(といっても3cm強か)を発見した。 いったん小物入れ…

◆可哀想なアゲハ

2階のベランダに出している小さな鉢植えのサンショウに、アゲハの幼虫がいるのを家人が見つけた。 2令ぐらいの幼虫(鳥のフンみたいな黒白の)が1匹と、5令幼虫(アゲハの幼虫らしい緑色の姿)が1匹。5令といっても、エサが少なかったせいか、とても小…

◆それでも恋するバルセロナ と 床暖房

「それでも恋するバルセロナ」(スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ウッディ・アレン監督)を見ながら、今シーズン初めて床暖房を入れた。 映画の内容と暖房の間にはたぶん関係はない。 床暖房のリモコン(といっても壁付け)の一つが昨年から半…

◆急に寒くなって

車外温度計が夕方6時に12℃だった・・・というのは、ブログに書くほどのことではありませんね。 北海道は大雪だったみたいだし。

◆しばしタイムスリップ

家人が急に「昔、ワープロ何使ってたっけ?」と言い出した。 最初は「松」(管理工学研究所)である。四半世紀も前のことだ。 どうも、そのころのファイルが今も読めるかと聞きたいようなのだが、まあできるんじゃないかとは思うものの、実際にやってみない…

◆ハイブリッドブームに違和感

プリウスが無茶苦茶に売れている。日本で発売されているすべての乗用車の中で、販売台数1位をずっとキープしているのだ。 先月まで、16か月連続でトップ。たぶん今月もトップなのだろう。 軽自動車を含めてもプリウスの方が売れているし、軽を除いた2位で…

◆銀座の寿司屋ってこんな感じ?

またひとつ年を取ったので、家族で寿司を食べに行った。 このところ、毎年お寿司にしているような気がする。逆に言えば、家族で夜にまともな寿司を食べるのは年に1回だけということになろうか。 今年は寿司にこだわらず、どこか新しいところをといろいろ探…

◆MacBook Air

新しい MacBook Air が発売された。おそらく、3代目になるのだと思う。 初代も2代目も少しは欲しくなったが、何か「イマイチ感」があった。が、ここに来て、いよいよ真打ち登場という感じがする。・・・と書いて気づいた。これまではまさに、前座と二つ目…

◆幸せの絶頂は・・・

チリの鉱山に閉じ込められていた33人が、救出用カプセルを使って次々と助け出されている。 今、この瞬間にも、おそらく誰かが地上に出てきて家族とともに喜びを爆発させていることだろう。 予想より格段に早かった救出劇にまずは祝福を送りたいと思う。 しか…

◆徒労の効用

朝、4時8分に目覚める。寝たのは1時をかなり過ぎていたから、3時間も経っていない。 もう少し寝ようと思ってもなかなか寝付けず、起きるしかないかと時計を見ると4時33分だった。 ぎりぎりである。こうなると、もう「お告げ」なのかと思い、寝床を出た…

◆偉いぞ「日本の古本屋」

「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)を見ていると、実際に人を乗せて走れる鉄の戦車(1/2.4スケール)を一人で作ってしまったという男性が登場した。 何でも、キャタピラの鋳型から自分で製作したということで、とてもにわかには信じられないほどだ。 男性…

◆営為と自信

あちこちで表明なさっているとおり、ご本人はほんとうに「どうでもいい」と思っていらっしゃるのかもしれないが、今年も村上春樹氏はノーベル文学賞を取らなかった(脳が減らなくてよかったですね)。 でも、バルガス・リョサ氏がとうとう受賞したので、次は…

◆インビクタス/負けざる者たち

何かでちらっと見て、ラグビーの映画だと思っていた。だとすれば見なかっただろうが、また何かでネルソン・マンデラ(南アフリカ共和国第9代大統領)を描いた映画だと知った。しかも、監督はクリント・イーストウッド。 これは見ずばなるまい。 『マンデラ…

◆コーヒー回帰線

幼いころ、コーヒーは飲ませてもらえなかった。 「子どもにコーヒーを飲ませてはいけない」という意見にどれほどの妥当性があるのかは知らないが、私も息子には飲ませなかった。もっとも、飲ませようとしても、「苦い」といって今でも飲もうとしない。 ただ…

◆Simply put...

昨日のエントリ、簡単に言えば・・・ きちんと仕事をすることより仕事をしているように見せることが重要だという暗黙の了解が官僚組織の中には構造的に埋め込まれており、 他省庁なら、たとえば甘い(というより嘘の)予測をもとに無駄な空港やハコモノやダ…

◆捕まえるためには悪人が必要になるのだ

昨夕、バースデーケーキと夕食の買い物のために急いで職場を後にしながら、ちょうど敷地外へ出ようとするところで、前田恒彦容疑者(大阪地検特捜部主任検事)がなぜ証拠を改竄してまで厚生労働省の局長を逮捕・起訴したかったのかを卒然と理解した。 頭の中…