経済・政治・国際

■ハクソー・リッジ

沖縄戦の映画だというだけの予備知識で見た。 ハクソー・リッジとは沖縄県浦添市にある丘で、日本側は「前田高地」と呼んでいたそうだ。 実話だというのだが、細部の多くは創作・演出されたものだろう。 いずれにせよ、ものすごい傑作だと思う。たとえば『プ…

●上海瞥見(特別編 番外)

「上海瞥見」とは関係ないのだが、帰国後日をおかずして読んだ新聞記事に驚かされた話を番外編として。 ___ 北京オリンピックにあわせて中国の新幹線が開通し、北京と天津(わずか120km)を結んだことは多くの人が知っているだろう。 だが、その後の情報…

●上海瞥見(特別編 その1)

上空から中国を見下ろしたことは何度かある。だが、高高度を飛行中のことで、感嘆するようなものは見つけられなかった。 今回、上海の浦東空港に着陸しようとしている機内から目にした、中国との初めての出会いは、衝撃的なものだった。 「何だあれは!?」と…

●上海瞥見

実際に訪問するという意味では、なぜかこれまで大陸中国とは縁がなく、初めて足を踏み入れた。 中国で、訪れた国の数は33になった。 偏りが激しいとはいえ、それなりにあちこち見聞してきたつもりだが、ごくごく短い日程にもかかわらず、初めてや、それに近…

●上海からコメントは書き込めない

記事は書けるのに、なぜかコメントは書き込めない。ただ、ココログの側からForbidden You don't have permission to access /t/comments on this server.が表示されているようだ。何度実験しても同じ。 ___ というわけで、tanuki 様 ありがとうございます…

●上海にて

上海のホテルにいる。FacebookもTwitterもLINEも、過去を読めはするが、新たな書き込みができない。 GoogleもYahoo!も検索が使えない。なぜかgooは一応可能だ。 このブログに書くことができるのだろうか。この文章はiPhoneの音声入力で書いている。それは可…

◆映像は想像を超えない ──『ダンケルク』

映画『ダンケルク』を見た。映画館で映画を見るのは10年ぶりである。 なぜ見ようと思ったかというと、ばんばひろふみ さんがその映像のすごさをラジオで絶讃していたからだ。ダンケルクを見たあとで他の映画をふつうのスクリーンで見ると、もうアホらしくて…

◆年7.0%の高金利な貯蓄手段?

ネットを見ていると、ときおり「年7.0%の高金利な貯蓄手段」をうたう広告が表示されるようになった。 おそらく、「投資信託」を検索語に使ったからだと思う。 今どき、年7%の運用なんてまずありえない。それ以外にも「年6回の分配《安心の元本保全型》」…

◆運転免許証更新時講習による収穫

運転免許の更新など、貴重な時間とお金を奪われるだけだと思っていらっしゃる方も多いのではないだろうか。 実際、明確に意味のあることと言えば、視力を測定されることくらいである。 フランスやドイツなど、免許更新が不要な国も多い。 まあそれでも、はな…

◆「選挙に行くのがあほらしく」ても

朝日新聞の選挙特集の中に、各地を訪れて有権者の声を聞くというのがあり、今日は公園を回って・・・ということだった。 インタビューを受けた女性が 「子育て支援って言葉が選挙の道具にされている気がする」 「これまで実行しないで、選挙の材料にするのが…

◆世論調査

衆議院議員選挙に関する某全国紙の世論調査の電話が家にかかってきた。無作為抽出に当たったのだろう。 でも、アンケートを騙った思想調査やイタズラかもしれず、ほんとうに世論調査だと知る術がない。 丁寧に率直に「この電話がちゃんとした世論調査だと判…

■鋭い/鈍い 味覚と嗅覚

息子が帰宅してリビングに入ってくるなり、「なんかバターくさい」という。 夕食はカレーである。バターなんか一切使っていない。 カレーを食べると「やっぱりバターの味がする」と言う。家人にはわからないらしい。 「いつもと同じように作ったよ。もしかし…

■解散総選挙??

twitter には書いたのだが、腹の虫が治まらない。 「これまでにない深刻かつ重大な脅威」のあとの「これまでにない重大かつ差し迫った脅威」(いずれも安倍首相)の最中に解散総選挙を行おうとしているとしたら、論理的に考えて、その「脅威」がウソなのか、…

■「NYPDよっ!」

アメリカのドラマの宣伝を見ていると、被疑者のところに突入する刑事が「NYPDよっ!」と叫ぶ場面が放映される。 "NYPD" は "New York city Police Department"(ニューヨーク市警察)の頭文字で、「エヌ・ワイ・ピー・ディー」と発音する。 吹き替えでなけれ…

■私の文章です

以下は私がかつてここに書いた文章からの引用です。 ここに具体的に書くことはできないが、あの新機軸はこうなった、あの改革の副作用は、この改革のせいで・・・と考えていくと、もちろん功罪両面あるだろうとは思うものの、成功か失敗かという二分法を適用…

■私の文章ではありません

こういうことをするのは初めてですが、以下は私の文章ではなく、内田樹氏のブログからの引用です。引用元は http://blog.tatsuru.com/2017/08/31_1544.php です。念のため、内田氏はこういう引用を無条件に許容なさっています。それどころか、「私が書いた」…

■ほんっとにどうでもいいのですが・・・

珍しくこんな話題ですみません。 数多の不倫報道が相次ぐ中、元検事の有名女性代議士と、9歳年下の男性弁護士とのW不倫報道がありました。 いかな代議士といえども、こういうのって純粋に個人的なことだと思いますし、政治家として云々というのはほんっとに…

●プルトニウムをポリエチレンの容器に入れて長期保存

日本原子力研究開発機構(茨城県大洗町)の被曝事故に関して、プルトニウムをポリエチレンの容器に入れて長期間保存していたことが発表された(20170721)。 「放射線で容器が分解して水素ガスが発生し、事故につながったとみられるという」(朝日新聞) 具…

◆座右の銘は「面従腹背」

今話題の前文部科学事務次官、前川喜平氏が報道ステーションのロングインタビューを受けた映像を見た。 種々の点で興味深く示唆に富んだ内容だったが、ひときわ印象に残ったのは、氏の座右の銘が「面従腹背」だということだ。 中央官庁のトップにまで上り詰…

■揚げ足取りによる馬鹿馬鹿しい閣議決定の連発

共謀罪にからむ答弁の際に安倍首相が「そもそも」と言った件で、今だに政治資源が浪費されている。 政府は今日、「首相が自ら辞書を引いて意味を調べたものではない」とする答弁書を閣議決定したという(mainichi.jp)。 問題となった首相答弁は、1月26日の…

■キャッシュレス社会

朝日新聞で「キャッシュレス」という連載が始まり、第1回としてスウェーデンが取り上げられていた。 なんと、現金取引を拒否するパン屋さんまで存在するという。 日本だと、通貨には強制通用力があるので、そんなことは法律上できないのではないか。それ以…

■「無届けサーバー運営容疑で逮捕」

ああ、びっくりした。 本日付の朝日新聞夕刊に、中国人留学生が「無届けサーバー運営容疑で逮捕」されたというニュースが載っていた。 サーバを運営するのに届け出がいるのか??? 記事には「無届けでインターネットのサーバーを運営したとして」「電気通信…

■手間暇とコストをかけて現場を混乱させる改悪

腹立たしいことや嫌なことは、できるだけ書きたくないんだけれど・・・ ___ 大学入試センター試験の後継として2020年度から導入する新テスト「大学入学共通テスト」(仮称)の実施方針案を文部科学省が公表した。 これはいったい何なのか。 当事者である…

■2017年GW東北(+ちょっと信州&日光)旅行ツイート集

今さらながら、今年のゴールデンウィークに行ってきた東北(+ちょっと信州&日光)旅行のツイート集をいつものように転載しておきます。 誤字や間違い等を修正するため、最小限の校正を行っています。リンクをクリックすると写真が表示されます。2017/04/29…

★「今の時代には合わない」のではない

大阪府の松井一郎知事(日本維新の会代表)が「戦前・戦中に使われた教育勅語を教材に使用することについて「今の時代には合わない。個々の価値観まで教育の現場で押しつけるのは変な話だ」と述べた」という(朝日新聞朝刊)。 率直に申し上げて、日本維新の…

★必要経費

3月は必要のない買い物をいろいろしてしまった。 4月以降はそういうことはないと思うのだが、すぐに固定資産税とか自動車税とか息子の授業料とかの類が襲いかかってくる。合計で数十万円になる。 それを思うと、3月に買ったもろもろなど、ぜんぶ足しても…

●多忙な人と暇な人と

中堅旅行会社「てるみくらぶ」が破産して、世間を騒がせている。 てるみくらぶは、確か以前、グアムだかサイパンだかにダイビングに行ったときに使ったので、まったく他人ごとというわけではない。 庶民にとっては、やっぱり安さは正義なのだ。 さて、今回の…

●配偶者の呼称(その3)

配偶者の呼称 配偶者の呼称(その2)の続き。 以前書いた内容を含むが、標題をつけて改めて。 2017年新春ドラマで、先日終了した「カルテット」(脚本:坂元裕二)では、年上の女性(松たか子)の配偶者のことを、年下の連中(満島ひかり・松田龍平・高橋一…

●レヴェナント:蘇えりし者

単純なストーリーではあるものの、その壮絶さ・凄絶さは見ている者を引き込むのに十分だ。 サイドストーリーとしてのネイティブ・アメリカンの描き方も、21世紀らしい視点から彩りと深みを添えている。 「残酷さ」に耐えられる人はぜひ。 ___ 以下、どう…

●令状なしのGPS捜査は違法:最高裁が初判断

標題の通り、捜査対象者の車などに全地球測位システム(GPS)端末を付けて居場所を把握する捜査の違法性が争われた刑事裁判の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は15日、GPS捜査は強制捜査に当たり、裁判所の令状を取得せずに行っ…