◆「選挙に行くのがあほらしく」ても

 朝日新聞の選挙特集の中に、各地を訪れて有権者の声を聞くというのがあり、今日は公園を回って・・・ということだった。

 インタビューを受けた女性が
子育て支援って言葉が選挙の道具にされている気がする」
「これまで実行しないで、選挙の材料にするのが腹立つ」
と答える。なるほど、おっしゃるとおり。

 だが、それを受けてもう一人が
「選挙に行くのがあほらしくなった。今回はもう行かへん」
と言う。

 選挙に行かないという選択は、「子育て支援」を「これまで実行しないで、選挙の材料にする」者たちを肯定し、利することにしかならないのがわからないのだろうか。
 これだから民主主義は難しい。

 いい大人なんだから自分で考えてほしいとも思うが、政治教育を学校でほとんどやってきていないのも問題だ。
 ほとんどの日本人は、投票が義務である国が相当数あることも知らないだろう。

 私だって、選挙に行くのはハタチの時からずっと「あほらし」い。
 それでも行かなければならないのだ。