◆Simply put...
昨日のエントリ、簡単に言えば・・・
きちんと仕事をすることより仕事をしているように見せることが重要だという暗黙の了解が官僚組織の中には構造的に埋め込まれており、
他省庁なら、たとえば甘い(というより嘘の)予測をもとに無駄な空港やハコモノやダムや道路を造ってもそれほど大きな問題にはならないのに、
検察庁が甘い(というより嘘の)見立てを被疑者に押しつけて逮捕・起訴するのは法治国家の根幹を揺るがす大問題・・・ということなんですね。
どちらも、期待されていると考える「仕事」をするために都合よく小細工をするのは同じで、単に金銭的なことや環境破壊を考えれば前者の方が罪ははるかに大きいとも言えるのですが、やはり、直接人権にかかわる司法だけは別格にしておかなければならないということでしょうか。
実際、無駄な巨大構造物を作ったことよりも、無実の人を冤罪で処罰することの方がはるかに罪深いというのは私の感覚とも合致します。
でも、冤罪以外の失策に寛容になりすぎている感覚もかなり怖い。
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