◆銀座の寿司屋ってこんな感じ?

 またひとつ年を取ったので、家族で寿司を食べに行った。

 このところ、毎年お寿司にしているような気がする。逆に言えば、家族で夜にまともな寿司を食べるのは年に1回だけということになろうか。

 今年は寿司にこだわらず、どこか新しいところをといろいろ探したのだが、なんだかんだで結局また寿司になった。
 ただ、初めての店である。

 自宅の大邸宅の1階を個人が趣味で寿司屋にしたというとんでもないところで、いつか行きたいと思いながらなかなか機会がなかった。

 豪華な広いスペースに車を駐め、お上りさんよろしく店に入る前から写真を撮ってまわる。

 中は、ちょっと経験したことのないような寿司屋になっていた。

 ものすごい長さの白木一枚板のカウンター。それにあわせて専用に開発されたかのようなゆったりした椅子・・・
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 寿司屋ではいつも握りしか食べないのだが、ここでは私だけ一品料理のついたコースをいただいた。その料理を3人でシェアしたりする貧乏家族である。

・つきだし(タコと里芋・エビとオクラともずく・シラウオの卵とじ。これは3人とも)

マコガレイの造り
・トロ・タコ・タイの造り。サラダ添え(あとで梅肉の海苔巻きに)
・マナガツオの西京焼き(これが絶品)
・松茸の土瓶蒸し 車エビとハモ入り(松茸なんて何年ぶりか)

 この辺まで、ふつうの人ならお酒を飲みながら楽しむのだろう。ちょっと残念である。

・握り6貫(トリ貝穴子が絶品)
・卵焼き・お漬け物・赤だし
・黒糖のシャーベット
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 行ったことはないが、東京銀座の寿司屋ってこんな感じなんだろうかと思った。

 昼はリーズナブルな値段だし、遠い方と近い方の職場の間にある。新しい楽しみができた。

 (珍しく前向きなエントリだな・・・)