★ル・ポール閉店
・・・といっても、ほとんどの方には何のことかおわかりにならないでしょうが、個人的にはちょっとショックでした。
そうなる可能性があるなら、微力ながらもう少し応援するんだった。
ル・ポールは、大阪府吹田市山田西にあるフレンチのビストロで、「ポール」は porc、つまり豚(≒シェフ?)のことです。
彼の地に開店して18年になるそうです。
間違いなくおいしく、特にスープは絶品で、どうして?というぐらいの でき です。
「何か秘訣があるんですか」と伺ったり、「おいしいですね」と言ったりしようものなら、シェフはすかさず、「愛です」とわけのわからないこと?をおっしゃいます。
最初は聞き取れませんでした。
内容を考えると安すぎるランチ(2000円+税)をたまにいただくのが楽しみだったのですが、来年(2013年)の1月20日で閉店なさるそうです。
それまでに一度、奮発して「シェフのおまかせディナー」を食べておこうかなあ・・・
ちょっと残念なのは、くたびれた内装と調度で、ビストロとはいえフレンチのお店というにはなんとなく貧乏くさいのですが、であるからこそ、あの価格であのランチが提供できているのだと思います。
あまり流行っていないのが不思議だったのですが、雰囲気の問題に加え、駐車場が1台しかないことと場所の悪さとがネックになっていたのかもしれません。
以前ここにも書きましたが、高級店と低級店?は生き残れても、その中間の「そこそこ高いけれど値段以上の価値がある店」というのはなかなか難しいようです。
われわれにしても、2100円のランチをそうそう食べ(られ)るわけではありません。間違いなくそれ以上の価値はあっても。
今日も、サラダに始まり、前菜からスープ・メインを経てデザート・飲み物まで、とてもおいしくいただきました。もう食べられないと思うと、よけいにそう感じたのかもしれませんが。
残りわずかな日々。お近くの方はぜひ一度。