●降りる「山登り」

 昨日、ひょんなことから、やや本格的な?山歩きをした。

 六甲山の極楽茶屋跡発、午後3時15分。紅葉谷を下る。こんな時間から山を歩くなんて、初めての経験かもしれない。

 かなり急で、足もとがよくないところも多い。途中で引き返そうかとも考えていたが、早々に登る気力がなくなる。下まで降りればロープウェイがあるのはわかっていたので、それで戻ることにしてひたすら歩を進める。
 降りるのに必死すぎて七曲滝は見逃してしまった。

 きちんと見られた鳥は、ほぼしっぽだけが青いオオルリのみ。イカルの声は聞こえた。

 ロープウェイ駅着が4時48分ぐらい? 50分のロープウェイで山上へ。山上からまた極楽茶屋跡まで歩く。イノシシにもコジュケイにも会えなかったが、ホトトギスの鳴き声が2度ほど近くで聞こえた。
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 発見したのは、のんびり昼食が終わってから自宅を出ても、やや本格的な?山歩きができ、夕食までに十分帰ってこられること。

 これまでやってみようとも思わなかった。

 今度はたとえば、ケーブルの六甲山上に車をおいて油コブシ(懐かしい響き!)を降り、ケーブルで上がってくるとかいう「登山」も可能だろう。午後3時からでも・・・

 意外なところに新しい視野が開ける種がある。