★落差

 お盆にまったく実家に帰らないというのも気がひけて、仕事を午前中で済ませ、午後から実家へ。

 中国道を宝塚で降り、先日ここで紹介した蕎麦処、逆瀬川の三佳で遅めの昼食。初めて温かい蕎麦をいただいた。息子が食べた天丼は相変わらず絶品。

 この店、おいしい蕎麦屋としては珍しく、うどんはおろか、丼物まである。「カレーそば」というのには、わが目を疑った(しかも、大テーブルの斜め向かいに座った夫婦がそれを注文して食べていたのにはほとんど絶句した)。「こだわり親父」の店とは対極にあるのかもしれない。
 店は改装してちょっとオシャレになったが、相変わらず気取らないおいしさが嬉しい。

 せっかくだからと逆瀬川から六甲山上へ。39.5℃!を示していた外気温計が、見る見るうちに下がっていき、例のお気に入りの場所に着いたときには29.5℃。

 温度差、なんと10℃である。車を降りると、涼しいとは言わないまでも、暑さはほとんど感じない。いつものようにソウシチョウノウサギやクワガタが出た道を散策する。

 今日は、ソウシチョウは声のみ。(たぶん)ノウサギが道を横切るのを息子が確認、私は横切り終えたあたりを一瞬視認。クワガタは影も形もなし。

 その代わり、赤とんぼが乱舞。蝶もたくさん舞っていた。

 息子の希望で実家では麻雀。夕食はいつもの寿司屋で。
 やはり、魚はここが一番おいしいと思う。殊に白身は絶品。今日おいしかったのは、タイ・ヒラメ・ヒラマサ・シマアジなど。私はお腹が一杯で注文しなかったが、息子はカレイまで食べていた。

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 ほんとは「落差」に着目した粋なエントリにしたかったのだが、何だか小学生の作文みたいになってきたな。早く寝たいし、まあいいんだけど。

 とにかく、逆瀬川と六甲山上の温度差10℃。その落差に驚いた。今日(もう昨日だが)は、74年ぶりだかに、日本の最高気温が更新された日でもあった。

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 もう一つ。シャレにならない落差。

 株式市場は連日数百円規模の下落。ドル(対円)相場も連日2円3円下落といった信じられない値動き・・・

 自分には大して影響がないような涼しい顔ができるうちはいいのだが、こういうのって世界恐慌の入口とかではないのかな。

 もしそうだとすると、78年ぶりということになって、今日(昨日)記録した日本の最高気温とだぶって見えてしまうんだけど・・・

 間違っても、そんなことにならないように祈りたい。