★電気代2万円

 そんなことより大事な話題はいくつもあるんだけれど(そのうちの一つは、文部科学省の検定に合格し現場が採用を希望している教科書に対して、横から知事やら市長やらという同じ穴の貉が検閲よろしくいちゃもんをつけたりしていること)、電気代の請求書がほとんど2万円だったのにはかなり驚いた。

 いくら何でも、こんな金額を目にしたのは生涯で初めてだ。

 昼間息子がずっと部屋にこもってエアコンをつけていたのが原因だと思うのだが、その事情は去年も同じはずである。
 今年はエアコンを更新したので、むしろ電気代は下がっているはずだ。

 そう思って調べると、実際、電気使用量自体は5%ほど下がっていた。
 ところが、料金の方は10%近く上がっているのである。

 計算してみると、今回の請求書ぐらいの使用量の場合、1kWhあたりの電気料金が16.4%高くなっている。

 うーん、今まで気にしていなかったが、これはすごい値上げだ。
 去年も値上げされたはずなので、実際はもっと大きな数字になるだろう。

 昔から原子力発電をまったく使っていない沖縄電力の現在の電気料金で計算しても、今回の請求額は18500円ほどにしかならない。

 消費者数や消費量が桁違いに多い関西電力なのに、沖縄電力より電気代が高いというのはどういうことなのか。
 お得意の原子力発電だって2基動いているのに。

 こういう矛盾にも片隅から小さな声を上げていった方がいいのかもしれない。