◆初めてのホンダ

 自転車から飛行機まで、乗り物はほとんど何でも好きだ。

 なのに、ホンダを買ったのは初めて。18歳のときから数えてバイクは6台目になるのだが、これまでの5台はすべてヤマハだった。
 少しは「判官びいき」みたいなところもあったけれど、その時々で自分が一番欲しいのを選ぶとなぜかヤマハになったという面の方が強い。

 今回だって、考えられる選択肢をだいたい網羅して、結局これしかないと決めたのがたまたまホンダだったのだ。
 ただ、大型は輸入車を含めて選び放題なので、性能でも価格でもものすごいものがあり、結局のところ、扱いやすさや経済性を優先した選択となったかもしれない。
 でも、ホンダのバイクに乗るなんて、まるで「読売巨人軍」を応援しているみたいな違和感がちょっとある。そういえば、トヨタの車も一度も買ったことがない(ホンダの車もない)。

 それにしても、「これしかない」がヤマハじゃなくてよかった。
 かつて、ヤマハがキャンプ用の発電機を発売するというニュースを知り、そんな迷惑なものを売るんなら、もうヤマハの製品は買わないと書いてしまっているのだ。
 まあ、そんなこと、だれも覚えていないし気にしていないだろうけれど。

 もしかしたら、ホンダだって同じようなものを売っているかもしれないし(笑)
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 今のところ、選択は間違っていなかったと思う。

 極低速から安定感があり、それなりの速度になってもきれいにまっすぐ走る。それでいて、実に素直に曲がる。10年以上のブランクなどほとんど感じさせないどころか、以前よりスムーズに走れているような気さえするほどだ。

 間違っているとすれば・・・

 やっぱり置き場所がなくて、苦労していることである。