★ネイチャーウォッチング?
↓の忘年会?の帰り、近所で奇妙な動物を見た。
最初、見慣れない後ろ姿に「猫には見えない」と思い、「タヌキか」と思っていると、左から右へゆっくり前を横切って右横に出た
まぎれもないアライグマである。
そこまで自信を持っていいのかと反省はしたが、それも必要ないほど。
どう見ても間違いない。
少し先の安全なところに車を駐め、カメラを持って戻ったが、もう姿はなかった。
こんなところにアライグマがいるなんて・・・
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ネイチャーウォッチングが好きだ。特に、動物や鳥はおそらく人並み以上にはそうだと思う。
飛ぶものが好きで、だからバードウォッチャーの端くれではあるのだが、哺乳類はほとんど見られないから鳥を見ているという面もある。
それなりにがんばっても、見られる哺乳類と言えばサルとシカとイノシシ程度。相当がんばってカモシカとリスとタヌキとイタチが増えるぐらいだ。
ホンドギツネを見たのは1度だけ、日本では、いまだにクマすら見たことがない。
その点、鳥なら、それほどがんばらなくても1日で30種ぐらい見るのはそれほど難しいことではない。
姿形や生態のバリエーションも豊富で、だれでもそこそこ楽しめると思う。
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アライグマは鳥で言えば「カゴ抜け」だろうが、ともかく新しく1種見られてよかったと思う。
だが一方で、生態系や農作物に被害を与え、凶暴だとも言われているアライグマが近所をうろうろしているというのはあまりうるわしいことではない。特定外来生物にも指定されている。
それにしても・・・
『あらいぐまラスカル』のテレビアニメ放映から35年。その後のブームでペットになったアライグマが生きていれば、年齢は30歳以上に達するはずだ。
寿命は十数年らしいので、私が見たのは、飼いきれなくて無責任に放たれたペットの子孫だろう(もちろん、単に逃げ出したのかもしれない)。
2歳になれば繁殖するというから、もはや野生(野良?)で何世代も経ている可能性もある。
「アライグマ」でグーグル検索すると、トップに表示されるのは「アライグマ駆除お任せください」という広告であった。
「本人」たちに罪はないのに可哀相だが、生態系を大きく攪乱するというのであれば致し方ないかもしれない。しかし、私なんかが偶然目にするようになってしまっては、もはや「駆除」なんてできる数を超えているのではないだろうか。
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商売のために無責任な規制緩和が行われ、そのツケは後世にまわされる。カブトムシやクワガタなんかもひどいことになっているようだが、いまだに外国産が売られているのが不思議でならない。
さんざん野生化させておいて、またあとで「駆除」しようとするんなら、馬鹿げているにもほどがある。