■面倒でなければ海外キャッシングは帰国後一括返済を

 先日、海外での支払いのコツとして

1.とにかくできる限りクレジットカードで支払う。
2.現金が必要な場合は、クレジットカードのキャッシング機能を利用して最小限手に入れる。
 (ただし、1回払いで翌月返済する)
 その際、手数料やレートの承認を求めてくる ATM は避ける。

のが一番だ。

と書いた。

 訂正というか追記というか、2に関して、さらに利息を圧縮したければ、帰国後すぐに(というか、面倒でなければ、海外にいても)ネットバンキング等で一括返済してしまうということも可能なので記しておく。

 放っておくと、ふつう、利用日から締め日を経て支払日までの、最小で1か月弱(1.5%弱)、最大で2か月弱(3%弱)程度の利息を取られて口座から引き落とされることになるが、借金だからいつでも返せるわけで、先方に連絡して振り込みますといえば、振込先口座と金額とを教えてくれる。
 その際、利息は振り込む日までの日割り計算になるので、大幅に圧縮することが可能だ。
 朝電話して、「海外キャッシングでお借りした分を今日全額振込でお返ししたい」と言えばよい。

 どうせ少額なので面倒だったのだが、実験を兼ねてやってみた。

 その結果、支払利息は0.9%で済んだ。計算してみると、放っておくのの半分ぐらいになった。

 10万円ぐらいの利用なので、差額はたかだが千円だ。電話して情報を聞くのがちょっと面倒だし、振込手数料はこちら持ちなので、それが必要な場合は放っておいた方が気が楽かもしれない。
 だが、50万なら5千円、100万なら1万円の差になる(私には縁がありませんが)。

 驚いたことに、計算してみると、キャッシング時に適用されているレートは銀行間取引レートそのもののように見える。買い物で使ったときの1.63%上乗せのようなものがないみたいだ。

 だとすれば、冒頭に記した1と2は逆転して、一括ですぐ返済するならば、キャッシングで現金を使った方が若干有利・・・という可能性もある(クレジット利用の明細がまだ来ていないので、まだ厳密には比べられない)。
 しかしながら、その程度の差のために海外で現金を持ち歩くというのはあまり気持ちよくない。

 いずれにせよ、私の場合はそんな細かいところまで気にしても仕方ないぐらいしかお金を使わないので、やはり冒頭のとおりか、気が向いたらキャッシング分は一括返済というところに落ち着きそうだ。

 ただ、これまでよりももっと気楽に海外キャッシングできそうなのは、ちょっとした朗報である。