■追いかけてきた鷹

 ↓のエントリを書いてからふと当たり前の事実に気づいた。

 5000を超えるタカは、私のあとを追いかけるように、こちらへ向かって飛んできているはずなのだ。

 ということは、関西のタカポイントに出かければ、それなりの数を見ることができるかもしれない。

 思い切って、鳥の師匠に「明日いかがですか」と電話してみた。

 あいにく、仕事のご都合でご一緒できなかったが、「あした一緒に遊びませんか」なんて人を誘うのは何十年ぶりだろう? 携帯をそういう本来の?使い方で使ったのも、初めてだと思う。
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 結局、一人で滋賀県東近江市の猪子山へ行った。これも初めてである。

 電車に乗ってからふと不思議な気がしたのだが、在来線で京都を過ぎて湖東に向かうこと自体、生まれて初めてかもしれない。
 40年も前から、米原行きやら野洲行きやらの快速電車に乗っていたのに、野洲駅を初めて見た。おそらく当時とはまったく違う駅になっているとは思うが。

 いや、湖東にはときどき出かける。しかし、いつも車なのだ。
 今回、案外早くて安いことを知ったが、駅を降りてからの足がないのはやはり困る。猪子山のように駅から歩けるところに行くんならいいけれど。
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 山頂には2時間ほどしかいなかったのだが、多いときには80羽近い鷹柱ができ、この場所としては最高の日になったのではないかと思う。
 日本野鳥の会滋賀によるカウントは1日で3214。昨日白樺峠を通過したタカの半数以上がここを通ったということになろうか。