◆難儀なライオン

 9月の最後の週は、「閑中忙」みたいな感じで慌ただしく終わってしまった。今日から今年度も後半に入る。

 ちょっとひと息ついたので、遅ればせながら Mac OS X を 10.7、すなわち、Lion にしてみることにした。

 噂には聞いていたが、やっぱりちょっと大変だった。

 だが、この世界は、とにかく新しい環境に自分を合わせていかねばならない。いつまでも 10.6(Snow Leopard)にしがみついていることはどうせできないのだ。今苦労するか、次のパソコンを買ったときに苦労するかという違いだけである。
 そしてもちろん、移行を遅らせれば遅らせるほど、よりやっかいになってくる。

 ネットで見ていると、Lion の上で Snow Leopard を動かすとか、アクロバティックなことをやっている方もいらっしゃるようだが、そういうのも早晩、限界が来る。ここは素直に、Lion only でがんばってみることにした。
 とはいえ、Snow Leopard の動く Mac を余分に持っているから思い切った移行ができるのであり、1台しかない Mac を Lion にするには、周到な準備と勇気とが必要だろうと思う。

 まあ、いつまでもしつこく切り捨てられたアプリケーションを使っている私のような人もそう多くないだろうから、「えっ? 準備と勇気って何のことですか?」みたいな方もいらっしゃるのかもしれないけれど。


 それにしても、動かなくなるソフトが多かった。予想していたのは AppleWorks だけだったのに。

 【動かなくなった必須ソフト一覧】

AppleWorks
 しかたないので Pages '08 で読み込むことにする。いつになったら '11 が出るのか。
 ワープロ書類のテキストはだいたい大丈夫そうだが、元の体裁を維持できるかというとはなはだ心許ない。
 Draw 書類とかほとんどなくてよかった。

Jamming
 EPWing辞書等検索ソフト。同じ作者が開発した Logophile を買わざるを得ない。優待アップグレードの期限が切れていて買い直す羽目になる。
 (後記:まったく新規に買い直すのもなあ・・・と考えていたところ、コトノコというソフトがあることを知り、ありがたく使わせていただいている。)

Internet Explorer
 Mac版はすでに開発も終わって廃番になっており、今後使えるようになる見込みはない。これでないと・・・というウェブサイトももうほとんどないだろうから、素直に削除する。

○はがきうぇあ
 年賀状の住所録ソフト。これが痛い。今後どうするか検討する。
 (後記:結局、2012年の年賀状を書く際は、Snow Leopard のマシンで使った。今後はデータを書き出して別ソフトに移行する予定)

○NewNotePad Pro
 高機能メモ管理ソフト。これも痛い。とりあえず、データをテキストで書き出してエディタで検索することにした。

○Sound it!
 音声ファイルを扱うとき、たまに仕事で使っていた。どうするか未定。

 そして、何といっても・・・

Eudora
 開発元から見捨てられた後もずっと愛用してきたメールソフト。
 いろいろ使い勝手よく利用していたので、その環境をそこなわないように他のメールソフトに移行したい。
 思案の末、Thunderbird にすることにしたが、なんだかんだで本当に往生した。
 ほとんど今日丸一日使い、先ほどやっと、元の環境とほぼ変わらない状態で使えるようになった。
 さまざまな現象に悩まされ、ひとつひとつ解決していくのは久しぶりに骨の折れる仕事だった。
 MacEudora から Thunderbird への移行でお困りの方のお役に立てればと思うのだが、とりあえず今は、その軌跡を記す気力がない。

 明日になったら忘れているかもしれないが、いくつか重要なことは明日以降、このエントリの後ろに記していこうと思う(後記:新しいエントリにしました)。

 ああ、疲れた。

 今後はもう、将来見捨てられそうなソフトには手を出さないようにしよう。
 ・・・とはいっても、Internet ExplorerAppleWorksEudora のような定番中の定番ソフトが使えなくなるなら、どんなソフトが将来見捨てられるのかなどわかりはしない。

 Office だって危ういかも ^^;