★初めてのロストバゲッジ
シアトルのホテルに着いた。
新しいライトレイルトランジットができていて、ダウンタウンまで $2.75。
前回、いろいろ問題はあるがまあいいやと書いたアメリカの航空会社が、今度はよくない問題を起こした。
何だか嫌な予感はしていたのだが、そういうのが当たったのはもしかすると初めてかもしれない。
搭乗間際に飛行機のドアのところで預けさせられることになったカバンが、いつまで経ってもレーンから出てこず、とうとうレーンが止まってしまったのだ。
初めて経験するロストバゲッジである。
こんな構造の空港も初めてだと思うのだが(あ、石垣島空港がそうだったかも)、荷物が出てくるベルトコンベアのところに、だれでも外部から立ち入り自由なのだ。
荷物のタグとクレイムタグの照合なんかもちろんしていない。これだと取り違え放題、さらには盗み放題ではないか。
取り違えられていたり盗まれたりしていたらどうしようと不安になる。同じような人が数人も!いて、カウンターに列をなす。ひとりひとりに時間がかかっていてかなり待たされた。
やっと順番が来て聞くと、幸い、私の荷物は次の便でシアトルに運ばれてくることになっているという。
全員搭乗後、プッシュバックまで15分もずっと止まっていたくせに、一体何をしていたんだよ。
これは間違いなく確信犯だなと思ったが、ここで文句を言っても仕方がない。荷物はホテルまで運んでくれるよう頼んで、空港を後にする。
たぶん、小一時間無駄にしたが、それで済めばまあよい。
後は荷物が無事に届くことを祈るのみである。
疲れた。少し遅めの昼寝をしよう。