◆33℃でも大丈夫

 現在、午後9時前のリビングルームの室温は、29.5℃。もちろん?エアコンはつけていない。

 昼間は33℃であった。
 毎年のことだから驚くほどのことでもないんだけれど、33℃あってもエアコンなしで十分過ごせる。

 ふつうに新聞を読んだりしている限り、汗がだらだらということにはならない(その後掃除するときにはエアコンをつけた)

 これが例の「高齢者は暑さを感じるのが遅いので、熱中症・・・」というやつだろうか(笑)

 まさか。
 私はまだ40代である。それに、十代の息子だって同じなのだから、たぶんもう、体が暑さに適応してきたということだろう。

 うちでは夜寝るときにエアコンをつけたこともない。

 もちろん個人差も大きいだろうが、ちょっと暑くなるとすぐエアコンを使う生活をしているから、いつまでも体が暑さに慣れないのだと思う。

 精神主義とか精神論とか(「がんばれば暑さなんて!」)はもっとも嫌いな発想なので、そういう意味で書いているのではない。
 むしろ、「俺たちが若かったころはエアコンなんてなかったのだから」なんていう高齢者は、まさに年寄りの冷や水である。いや、年寄りの熱中症候補とでもいうべきか。
1.あなた方が若かったころは、高齢になった今よりも丈夫であった。
2.      〃          気温だってもっと低かった。
ということを認識すべきだ。

 それでも、人間、けっこういろいろなことに慣れられるもんだということも、同時に考えさせられる。
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 問題なのは(ほぼ)ピーク時の電力量だけなのに、残業をやめてエアコンと照明を切るとか、夜の照明を落として暗くするとか(今回の文脈では)無意味なことを一生懸命(しかも集団主義で!)やっているのを聞くと、やっぱりこの国のやることは太平洋戦争のときと同じなんだなあという絶望感が湧き上がってくる。

 ともかくまあ、一番暑くて一番エアコンが必要なときに節電しなければいけない(かもしれない)というのはやはり大変なことなのだけれど。