●北摂のおいしくて安い魚屋
比較的近所においしくて安い魚屋を見つけてから、毎週のように(いい魚を入れるのは日曜だけらしいのだ)魚を丸ごと1匹とか買っている。
今日はスズキ(鱸)。
この時期のスズキは産卵期の終わりごろで、タイ(鯛)でいえば麦藁鯛、大量に獲れて安いのだがおいしくないというのが相場である。
たしかに、夏のスズキのように締まった身がたっぷりととれるわけではないが、やせてはいても、もっちり かつ こりこりとした身は非常に美味だった。
50cm 以上、頭の先から尾の端まできちんと体長を測れば 60cm あるかもしれない。60センチ未満のものは関西ではハネと呼ぶが、それ以上なら本物の?スズキである。それで1尾1380円。
もちろん、注文どおりにおろしてくれる。
片身を刺身にして、片身をオリーブオイルでムニエルに、頭なんかはアラ炊きにした(刺身以外は家人が ^^;)。
殊に刺身がおいしく、背も腹も、絶品という言葉さえ使いたくなってしまうほどだ。スーパーで買うスズキにありがちな臭みもまったくなく、ムニエルもおいしかった(アラ炊きは1日寝かせておくことにした)。
時期と値段から、魚屋のおじさんに「ほんとに刺身にできますか」みたいなことを疑わしそうに聞いたのだが、すみませんでした、反省しております。
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で、このエントリの目的は、その魚屋さんの宣伝である。
夕方5時ごろに行ったのに、スズキ(ハネ)が3匹残っていて、太刀魚(580円)はまだ10匹ぐらいいた。ハマチと書いてあるツバス(これもたしか580円)もそのぐらいか。他にも、アジやらキスやらアブラメ(アイナメ)やら、今日中に売れるとは思えないほど並べてある(それとも、あれからが書き入れ時なのだろうか)。
安物のスーパーの中にあるし、周囲が新興住宅街なので若い夫婦などが多く、魚一匹を丸ごと買うという習慣がないのかもしれない。
わたしだって、大阪に来てからはスーパーでトレイに載った魚を見ることがほとんどになっている(高くておいしくないからあまり買わないけど)。
おじさんのにぎやかな呼び込みも、あそこではたぶん逆効果になっている。
でも、スーパーで買い物をしなくても、魚だけを買いに行く価値は十分あると思う。
せっかく見つけた魚屋がつぶれないように、みなさん、ご贔屓にしてあげてください。
店 名:ディスカウントスーパー サンディ 箕面小野原店
(魚屋さんは一番奥です)
所在地:箕面市小野原西6-13-11
営業時間:10:00〜19:30
あ、レジ袋をくれないのでご注意ください。すごくしっかりしたのを1枚10円で販売しています。