●やめなくていいよ

 「前原誠司外相は6日、政治資金規正法が禁止する外国人から政治資金を受け取っていたことの責任を取り、辞任する意向を菅政権幹部に伝えた」という(asahi.com)。

 もとより、民主党支持でも前原氏支持でもない。勝手に個人的な好みを言わせてもらえば、前原氏はどちらかといえば嫌いだ。

 だが、今回の件が報道されているとおりの事実関係だとすれば、何も辞任することはないと思う。

 こんなつまらないことで鬼の首を取ったように騒いでいる人間を辞めさせた方がいいぐらいだ。

 確かに、週明けの国会がこんなことでまた空転するのはやめてほしい。しかしそれは、前原氏の責任ではない。
 こんなことになるとわかっていて、だれがわざわざ5年間で総額25万円(mainichi.jp)の個人献金を「外国人」(日本名を名乗っている在日の方)から受け取る道を選ぶだろう。
 献金する方もされる方も「犯意」がないのは明らかだし、おそらくは法律なり献金の事実なりを実際に知らなかったのだと思う。

 馬鹿馬鹿しい足の引っ張り合いで政治資源がどんどん浪費されていくのは見るに堪えない。また一つ、愚かな事例が増えた。

 (外国人がその身分を隠して嫌いな政治家に献金し、後でリークすれば合法的にその政治家を追及することもできますね。そのほうがよほど問題だと思います)。