■4億円を現金で貸したり借りたり?

 民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体陸山会」に、小沢氏が個人資産から4億円を貸し出して後に返してもらっていたという話が出てきた(各メディア)。

 民主党石川知裕衆議院議員の任意の供述によると、その4億円は借りるときも返すときも現金でやりとりされたという(NHKラジオ夕方6時のニュース)。

 4億円の授受を現金で・・・ 第一、どうやって数え、どうやって運ぶんだろう?

 もちろんというか、その出所は不明らしい。

 報道されていることが事実ならば、資金の流れがわからないように、換言すれば、アシがつかないように、現金でやりとりしたとしか思えない。

 「母親から12億円のお小遣い」問題の鳩山首相といい、政権が変わっても相変わらずの金権金満体質にはうんざりする。

 だが、こういう、国の行方や国民の暮らしとは本質的に無関係な問題で、また「政治資源」が浪費されていくのを避ける方法はないのだろうか。

 自分の職場の仕事もそうだが、どうでもいいことや無駄なことや、ネガティブなことをゼロに近づけることなんかに労力の多くが費やされていて、ほんとにもう、何とかならないのかと思う。