◆大臣の首、社長の首

 日本郵政の西川社長の更迭を強硬に主張していた鳩山総務大臣が辞任した。

 鳩山氏はわたしの好きなタイプではない。いや、はっきりいって、ほとんどの面で相当嫌いだ。

 だが、今回の件で大臣をクビにするのか社長をクビにするのかとなったとき、究極の選択をせざるをえないとすれば、どう考えても社長の方をクビにすべきだろう。

 鳩山氏を大臣にしておくよりも、西川氏を社長にしておく方が大事だとの政治的判断が下されたわけだが、それがなぜなのかがぜんぜんわからない。

 「民間会社」の社長よりも、その人事を認可する大臣のクビの方が軽いのはどうしてなのか?

 それに、社長の方には引責辞任する理由がいくつかあるが、大臣の方にはないはずなのである。

 こういう結末になったのは、どんな裏事情があるからなんだろう?

 ほんとうにわからない・・・