★「高級」回転寿司

 回転寿司で外食してきた。

 行きたくなるぐらい「おいしい」のである。
 何だか騙されているような気もするのだが、息子などは「箸を持つ手がおいしさで震える」とまで言っている。実際、震えているのを目撃したが、あれはわざとなのかな?

 寿司はもちろん、すべて人が握っている。ロボットが整形した寿司飯の上にアルバイト学生が魚を載せているような回転寿司ではない。

 特に、水槽のアジをその場で捌いて握る、アジの一匹握りがおいしい。頭や骨は後で唐揚げの骨煎餅にもしてくれる。
 息子のお気に入りはトロである。ちゃんとした本マグロの大トロ中トロのようで、これも(たぶん)うまい。

 問題は(当然のことながら)値段が高いことである。一皿100円などという皿はひとつもない。最高は860円の皿。

 今夜、息子はあまり遠慮なく、家人は遠慮はないが小食で、私は極力遠慮して食べると、会計は3人で計7千円だった。

 びっくりするほどではないが、回転寿司の値段ではない。

 まあ、回転寿司だと思うからアレなわけで、普通に寿司を食べたと思えばむしろ安いかもしれない。
 だが、この値段なら、おいしいと唸れる江戸前の寿司屋で、安めに抑えて食べることもできるのだ。

 次回は思い切って、唸れる方の寿司屋に行ってみようかと思う。
 息子の手は震えるだろうか。