★「発射、政府が誤発表 日本政府が訂正」

 北朝鮮によるロケット(=ミサイル)発射を日本政府が発表し、5分後に間違いでしたと訂正したという(asahi.com)。

 撃ったかどうかもわからないような「ミサイル」を、はたして「迎撃」できるのであろうか。

 マスコミまで含めた一連の「騒ぎすぎ」に辟易していたが、間抜けなオチまでついておめでたいことである。

 報道の中で、「自衛隊の迎撃ミサイルが実戦配備されるのは初めて」という表現を耳にしていた(旧日本軍も実用に供するミサイルは持っていなかったので、ミサイルを実戦配備するのは日本の歴史始まって以来ということになる)。
 そりゃそうだろう。自衛隊がミサイルを「実戦配備」するなんて、そんな物騒な話がそうそうあっては困る。

 でも、その言葉に従うと、今日は「実戦」の日なんですね・・・

 日本政府が言っているのは、「打ち上げに失敗して破片等が日本の領土に落下してくる場合のみ、危険防止のために破壊(迎撃)する」であるにもかかわらず、むしろマスコミが危険や不安を煽っておもしろがっているように見える。

 その報道を見た人たちも、わけもわからず不安だ不安だと口にする。

 「日常生活をふつうにお過ごしください」って、そんなの、当たり前ではないか。

 今回の騒動の第一義は、マスコミの中では「視聴率を稼げるイベント」になってしまっているのだろうと思う。