●部下手当30万円
「マンション分譲大手の日本綜合地所(東京)は4月から、管理職を対象に部下との会食や冠婚葬祭の費用として「部下手当」を導入する」(朝日新聞)のだそうだ。
その金額が、部長級で部下20人以上の人が30万円。「副課長」でも10〜15万円・・・
この記事を読んだ時、当然のことながら年額だと思った。だが何と、「月額」なのだという。
毎月30万円を「通常の給与の一部として支給する」のだそうだ。
どれだけ儲けてんねん。
その30万円を使って、これからは思う存分部下と飲みに行ったりできるわけだが、これまではいったいどうしていたんだろう?
まさか、いくら何でも、毎月部下に30万円自腹で奢っていた上司がいるとは思えないんだけど・・・
してみれば、接待費などの名目で経費として違法に落としていたか、それほど使う必要はなかったか、その両方だったかのどれかだろう。
これからは毎月、30万円も使うのだろうか?
経費で落とすとか接待で飲むとかタクシーチケットで帰るとか、そういうのとはまったく無縁の生活をしている者にとっては、何にせよ、別世界の出来事である。
それにしても、部下に奢るために本来の給与とは別にもらうお金が年額360万円。
それだけの年収すらない人が、勤労者の半数以上だと思うんだけど・・・