■北海道の真ん中でテロ対策を叫ぶ

 息子の希望で北海道に行ってました。海外に行きたかったのに・・・

 まあ、それはそれとして、18年ぶりの北海道は、前回に続き「異常気象による猛暑」なのでした。それでも関西よりは断然涼しかったけど(18年前の夏は、関西とあまり変わらなかった記憶がある)。

 最初の話題がこれなのも気がひけるが、北海道の真ん中の、ほとんど何もないといえるような原野をひた走っていると(「♪石北峠〜」の近くだ)、

 「テロ特別対策実施中」

と朱書きした看板。いったい、どこのだれがこんなところでテロを企てるというのか。あるいはまた、いったい、誰に対して語りかけている看板なのか。
 第一、こんなところでほんとに「テロ特別対策」なんかやっているのか? 長い旅行中、警官を見たのすら2回ぐらいだけだったけど。

 景観を破壊する以外に意味のない、この種の看板はけっこうあちこちで見た。すべて、「テロ」などとは無縁の場所である。そのばかばかしさもさることながら、こういう看板ってもちろん税金で立てられているのだ。
 看板を作ってこんな地の果てみたいなところまで来て立てるとすると、やっぱり一つ3万円ぐらいはかかるんじゃないだろうか? 案外、5千円とかで可能なのかな? いずれにせよ、いったい、全道・全国でいくらになることやら・・・