●地球のはぐれ方
久しぶりに、心の底から買いたいと思う本が出た。『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』(文藝春秋)だ。著者の3人には村上春樹の名前も連なり(まさか別人じゃないよな)、表紙は安西水丸だ(これで決まり)。
2004年11月10日発売の新刊である。しかも、大出版社(嫌いだけど)からの村上春樹の本だ。
で、例の、『アフターダーク』(講談社)がなかった本屋に行ったついでに探してみた。
が、また、ない。
今度も私の探し方が悪いのだろうか。いや、前回だって探し方のせいではないと思う。ここは一つ、白黒はっきりさせてやろうじゃないか。
「あのう、すみません。『地球のはぐれ方』という本が出たと思うんですけど。村上春樹なんかが書いている・・・」
店員にはまったく思い当たる節がないという。で、何度も題名を確認し、何とケイタイを使ってデータベースにアクセスまでしてくれているようだ。答えは「出版されてないようですけど・・・ 『地球のはぐれ方』ですよね」
今日は『アフターダーク』は、2箇所(以上?)に平積みされていた。もしかすると、村上春樹の新刊はしばらく入ってこないとかいう本屋なのだろうか。あるいは、前方一致検索しかできなくて、『東京するめ・・・』と入れないとヒットしないデータベースとか・・・ まさかね。
結局、さっきアマゾンで注文してしまった。最初からそうすれば・・・と思ってしまう。それでは本屋が立ちゆかなくなるんだけど。