■中島みゆき

 信州ドライブの間、ほとんどずっと中島みゆきを聞いていた。

 彼女のだけで40枚近いCDが1枚のSDカードの中に入っている。他にも、さだまさしとか小田和正とか徳永英明とかテレサテンとかが入っているのだが、何しろ数が違うので、ほとんど中島さんが流れていた。

 車のオーディオはSDカードが2枚刺さるので、もう一枚は洋楽にしている。でも、今回そちらは流さなかった。

 今さら、しかもこの年になってこんなことを言うのも恥ずかしいのだが、彼女の20代から60代までの歌をいろいろ聞いて、彼女の世界観は人生そのものだなあと思った。

 素直にそう感じただけなのだが、常人とはまったく異なる人生を歩んできた彼女が、常人の人生をあんなに知っているように見えるのはなぜなんだろうという気がちょっとした。