■25年ぶりの邂逅

 長い会議で疲弊した後、日没ごろになってから某重大任務(笑)をこなすための説明会に出かけた。

 同じ敷地内、しかもすぐ近くながら、存在すら意識していなかった建物へ人に道を聞きながら行く。

 説明の前半が終わって休憩になったとき、後ろから名前を呼ばれてふり向くと、白衣を着た男性に挨拶された。

 「○○です」

 名乗られなくてもすぐに誰だかわかったのが不思議だ。会うのはたぶん25年以上ぶり、しかも最後に会ったのは彼が15歳の時ではないかと思う。

 今はアラフォーになってさすがに貫禄が出ているが、面影はそのままだ。むかし教師をしていたときの教え子で、今は知らないうちに同僚になっていて、彼も私同様、某重大任務に参加するためにそこにいるのだった。

 妙に嬉しくて懐かしいのが不思議だ。

 彼の勤める部署に息子がお世話になっているので、くれぐれもよろしくと頼む。

 こんなことってあるんだなあ。

 どうせあるならもっと・・・(以下自粛)