◆2億2千万円の損! ──宝くじは当たらない
思い切ってジャンボ宝くじを3億円分買ってみたら、2億2千万円損をしました・・・
100万枚購入して、当たったのは11万枚ほど。しかし、うち10万枚は末等の300円で、1万枚弱は5等の3000円。
え? 足して11万ということは、それでほとんどすべてじゃないか。
いえいえ、ちゃんと当たっていますとも。10万円が計105本!、そして何と、100万円も9本!!
しかしそれだけ当たっても焼け石に水、合計1950万円。
何しろ、投資金額は3億円である。すべての当たりを合計しても、当選金額は8千万を切っており、結局、冒頭に書いたとおり、2億2千万円以上の損。
1等4億円やその前後賞1億円はもちろん、2等3000万円すら1本も当たらなかった。
2等が7本当たっても元は取れないのに・・・
やっぱりというか、当たり前だけど、運良く1等に当たらなければ決して元すら取れないのか・・・
俺が汗水垂らして働いて貯めた2億2千万円を返せ!
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というのは、言うまでもなく架空の話。
でも、これほどではなくても、一生を通じて考えれば、300万円ぐらい宝くじに費やしている人はそれなりにいるだろう。その場合の収支はおそらく、上記と大差あるまい。
確率的に言えば、生涯を通じて10万円当たることが1回、100万円はおそらくゼロ。結局、220万円の損・・・
そう考えると、こないだの、1等1億円に8番違いというのは、やはり相当のことだったのだなあと改めて思った。何しろ、宝くじは買わない主義なのにそこまで1等に近づいたのだから。
もっとも、仮に2番違い(1番違いは前後賞)でも外れは外れ、それも含めての上記収支ではあるけれど。
以上は、たまたまネット上で見つけた「宝くじシミュレータ」による2012年年末ジャンボ宝くじの結果。くじ番号をランダムに発生し、それが現実の当たり番号と合致しているかどうかを検証して当選金をはじき出す。
一晩放置していると、3億円で100万枚購入してご覧のような結果になった(クリックで拡大します)。
もちろん、運がよければ4億円以下の投資で1等が当たり、収支がプラスになることもないわけではない。
だがそれは現実の確率と変わらず、つまりは「ほぼ」確実に起こらない。
宝くじ購入派の皆さん、ぜひシミュレータで「現実」を知ってみるのをお勧めします。
※間違っても、宝くじ公式サイトの「購入シミュレーター」をお使いにならないように。これを「シミュレーター」と称するのはほとんど詐欺です。