■なんかすごいのが出た

Dev50v ネットでニュースを見ていると、なんかすごいのが発売されたという情報が目に飛び込んできた(すみません、「2013年6月21日発売予定」だそうです)。

 「デジタル録画双眼鏡 DEV-50VSONY)」

 記事には倍率25倍とあったが、光学的には12倍らしい。双眼鏡としても使え、写真もビデオも撮れるという。

 この手の製品はほとんどなく、あっても性能が中途半端で、高くて重くて人気がない。

 でも、これは良さそうだ・・・ と思って見ると、ソニーストアでは16万8千円もするし、双眼鏡といっても、光学的な像を見るのではなく、「有機ELビューファインダー」に映し出された像を見ることになるらしい。
 それではやはり、双眼鏡の代わりにはならないんじゃないだろうか。

 驚いたのは、これが以前の製品の改良版だということ。ソニーがそんなものを出していたのをまったく知らなかった。

 双眼鏡として使いものになるかは、実際に店頭で覗いてみなければわからないだろうが、あまり期待しない方がいいかなあ。

 カメラも欲しいしバイクも欲しいし、珍しく欲しいものが重なる。

 あ、カメラをやめてこれにすれば丸くおさまる・・・かも。
 でも、期待するような写真が撮れるんだろうか?



 追記:
 新聞にも記事が出て「1.6km先のものが目の前にあるように見える」と書いてある。まさか。
 この機種の倍率表記は双眼鏡のそれと同じなのだが、画質が劣化するデジタルズーム最大倍率の25倍で考えても、1.6km先のものは64m先にしか見えない(1600/25)。64mも先のものを「目の前」って言うだろうか。
 記者が勝手に書いたわけでもないだろうから、ソニーの発表をそのまま記事にしたんだろうけど、ソニーがそんなバカなことを言ったのかなあ(商品のサイトではとりあえず見つからなかった)。
 いずれにせよ、記者もデスクも少しは頭を使って小学生レベルの計算ぐらいはしてほしい。たとえ計算しなくても、最後は「見える」なんて断定しないで「見えるという」ぐらいにしておくのが無難だろう。
 それに、「1.6km先」って何だよ? なんでそんなに中途半端なの? 2km先のものは目の前に見えないの? 1km先じゃダメなの? これたぶん、もとは「1マイル先」なんでしょうね。ソニー製品の広報すら、日本でもアジアでもヨーロッパでもなく、アメリカを向いているとは・・・