★人類の見本市
ふだんから外国人と接する機会は多い方だが、ここドバイの空港はちょっと特別な気がする。
とにかく、さまざまな人種・民族の人々が、あらゆる種類の服装をして蝟集している。
これまでそれなりに海外を経験してきたが、これほどの多様性を目の当たりにするのは初めてだと思う。
今、目の前のエスカレーターを、目だけが見える真っ黒な衣装に身を包んだ女性3人が降りてきた。先頭の一人は、目さえ見えない。
次は同じイスラム教徒でも、白いスカーフを巻いて顔を出し、水色系のカラフルな服を着た女性。
右前方にはターバンを巻いたシーク教徒らしい男性。
その奥はふつうの?格好をした黒人男性。
左隣は若い欧米人。左前方も欧米の熟年カップル。
今目の前に座ったのは、胸元もあらわな、ジーンズを履いた南欧系女性2人。
その隣に今腰掛けたのは、ベージュ系の服を着てグレー系のヘジャブを巻いた女性。だが靴はスニーカーだったりする。
きりがない。人類の見本市というのがもしあれば(今、黒人カップルが北欧美人にぶつかった)、おそらくはこういう場所に違いないと思う。
ウィーン行きの搭乗が始まった。目だけを出した黒ずくめの女性たちは、ウィーンでもあの格好で通すのだろうか。
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ドバイの空港の無線LANが不調だったので、ウィーンのホテルでこれをアップする。
黒ずくめの女性たちだが、その下にはカラフルな衣服を纏っているようだ。靴なんかもすごくファッショナブルだったりする。
飛行機から降りると、さっそく髪を出している人もいた。目だけ出している人はさすがにそんなことはしないようだが、入国審査の時は、ベールを上げて係官に顔を見せたりしていた。それはまあ、仕方ないか。