★やっぱり通勤は無理?

 長い2日間だった。昨日の昼、家にいたのがずいぶん昔のような気がする。

 無事に仕事を終え(疲れた)、家路を急ぐ。
 18時前に現地を出られたので、20時には(最寄り駅ではなく)自宅に帰れるだろうと目算を立てた。18時35分の のぞみ 自由席におさまり、京都には19時11分に着くはずだった。
 楽々通勤ではないか。

 ところが、米原で止まってしまうのである。のぞみなのに。

 何でも、京都・米原間で大雨だそうで、「運行を見合わせている」のだそうだ。雨ぐらいで??

 いつ動き出すかわからないのがストレスだったが、結局、京都には35分ぐらい遅れて着いた。

 あとは在来線だからと楽観していると、こちらも30分とか1時間とか遅れているという表示。
 だが、いくら遅れようが、次々と電車はあるはずだから、今来た30分遅れの電車に乗れば遅れていないのと同じだ・・・と思ったのは甘かった。

 入線してきた京都始発の下り各駅停車に座って待つが、いつまでたっても出発しない。アナウンスは、
 「準備ができ次第、出発致します」
 「ただいま、業務連絡を行っております」
 「準備ができ次第、出発致します」
を繰り返すばかりだ。いったい、何の準備と連絡なんだよ。

 結局、30分にもわたって、ただの1本も下り列車は発車しなかった。「準備」とやらができなくて「連絡」ばかりしていたのだろうか。

 このアナウンスはおそらく真っ赤な嘘である。

 「準備や連絡にそんなに時間がかかるわけがない。何でそんな嘘をつくんだろう」と思っていたが、結局、30分遅れていた各駅停車は、1時間遅れていた新快速にあわせるために、京都駅で無駄に30分留め置かれたのだと推察された。

 何が「準備ができ次第、出発致します」だよ。

 いつ出発できるのかが見えない上に、嘘をつかれていることがだんだん明白になってくるのでストレスもたまる。今はもう、雨なんか全然降っていないのだ。
 事実を言えばいいのに、どうして堂々と白々しい嘘をつくんだろう? 新快速待ちで30分止まるというと、キレる人がいるからだろうか。
 
 まあ結局は、計1時間ちょっと遅れただけで帰宅できた。新快速が2本運休して30分間電車が出なくても、新快速も各停もぎゅうぎゅう詰めにはならないのだから、ふだんはサービスで無駄な電車をたくさん走らせてくれていると解釈することも可能だ。

 ものごとのよい面を見ようよ((C)村上春樹)という気もする。

 でもやっぱり、嘘はよくないと思うんだけど。