■「冗談でしょう」と「冗談じゃない」

 「維新の会、200議席確保へ準備 次期衆院選」だそうです(asahi.com)。

 「大阪維新の会は、次期衆院選で200議席の確保をめざし、300人規模の候補者擁立に向けて準備を進める方針を固めた」とのこと。

 自民党衆議院議員数が120ぐらいですから、いきなり200というのはあまりにも荒唐無稽な気がします。ふつうなら、「冗談でしょう」と相手にされないところでしょう。

 しかし、「有権者たちが今政治過程に求めているのは、「劇的なもの」それ自体」(内田樹氏の仮説)であることに加え、既存政党のいずれもが魅力に欠けることを思うと、「冗談じゃない」ことにもなりかねません。

 近年、世界各国で機能不全に陥っていることが指摘されてきた「民主主義」が、ここ日本でも断末魔の悲鳴をあげそうな気もします。
 仮にそうなった後にも、私たちは民主主義以外に有効な選択肢を持ち得ません。

 そうなる前に、民主主義をきちんと機能させるしか、道はないのですが・・・