●アラフィフの食欲
久しぶりにおいしいうどんを食べに出かけた。息子と2人。家人は例によって仕事である(この3連休ぜんぶ。今調べると去年も同じだったようだ。おそらくその前も・・・)。
昨年度はたぶん、けっこう頻繁に通っていたと思うのだが、仕事のスケジュールと先方の定休日の関係でほとんど行かなくなってしまっていた(あれ? 昨年度は後半から今と同じスケジュールだ。いや、前半だって後半に備えて調整していた。もしかしたら、通っていたのは一昨年度か?)。
どうかすると、1年以上行ってなかったかもしれない。確実に行ったのは、2009年の3月である。
久しぶりの天ぷらうどん(1400円)は、やはりというかまったく同じ味だった。すごくおいしいのだが、「知っている味」であるだけに、感動が幾分減殺されてしまうのは仕方がない。
けっこうな価格なのに、相変わらず繁盛していた。
ともかく・・・
私たちの後で、隣に50がらみのおじさんたち3人が入店した。その後、同じような年齢層のカップルも。
3人組の1人目が注文し、2人目のおじさんが「ざるそばと鍋焼きうどん」と言ったのにちょっとひっかかった。家族には見えないんだけれど、3人目の分も注文したのだろうか。
と思っていると、今度は3人目が、「ざるそばと味噌煮込みうどん」を注文した。
うわお。この人たちは一人で二人前食べるつもりなのだ。
ここの鍋焼きうどんは私も好物だし、真夏でも客の半分ぐらいが注文したりするのだが、食べ終わると、もう水も飲めないぐらい満腹になってしまうほどのボリュームがある。お昼に食べるとその日は夕食抜きでもいいという気がするぐらいだ。
なのにざるそばまで・・・ ざるそばだって盛りはいいほうだ。
びっくりしていると、今度はカップルの男性の方が、「ビールとざるそばと○○(残念ながら聞き逃した)うどん」。
女性はまずそんな注文をしないだろうから、隣の2組4人のうち、3人までもが2人前注文したことになる。75%だ。
いったい、どんな食欲と胃の構造をしているのだろう。
メタボリックシンドロームや脂質異常症や高血圧、糖尿病や肥満などが国民病だというのがよく理解できる。
50にもなってそんなに食べて健康でいられるわけがない。それに、ビールを含めれば、昼からうどん屋で3000円、さらに、スポーツクラブと医療費にまた大金を費やすのだろうか。
少子高齢化しても、この国の経済は案外大丈夫かもしれないと思った。