★暖炉のぬくもり

 Lake Louise 近くの Baker Creek に宿を取る。

 広い敷地にキャビン形式の独立した小屋が並んでいる。
 広々としたログハウスの室内にかなり感動。
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 こんな Wilderness の中に点在する小屋でも、ワイヤレスLANが使える。
 まさか光ファイバーは来ていまいと思ったら、なんと衛星通信だという。
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 小屋には暖炉がしつらえてあり、新聞紙にマッチで火をつけるだけで上手に燃やせるようにセットしてある。

 生まれて初めて、自分で暖炉に火を入れる。

 暖炉の火はなぜか暖かい。

 いや、火なんだから暖かいのは当然なのだが、なぜか、石油ストーブやガスストーブとは違ったぬくもりがあるのだ。

 遠赤外線がどうだとか、輻射熱が何とかとか、たぶん科学的に説明のつくことなのではないかと思う。

 でも、それとは関係なく、とにかく体がほこほこする。

 16時ごろに火を入れ、19時ごろに買い物に出るころには熾火になっていた。

 21時を過ぎた今でも小屋の中は半袖のTシャツで快適なぐらい暖かい。

 外は雨。気温6℃。

 暖炉の中は真っ暗だが、手を前に持って行くとまだぬくもりがある。

 埋み火が消え残っているのだろうか。