1993年にノーベル平和賞を受賞し、その翌年、南アフリカで初めての全人種参加選挙で大統領に選ばれることになるネルソン・マンデラは、1990年まで30年間近く囚われの身であった。
1962年に白人政権から終身刑の判決を受けて収監されていたのだ。
そのマンデラの担当だった、検閲官であり看守であるジェームズ・グレゴリー(もちろん白人)との交流が描かれる。
重く深いテーマを扱いながら、適度なサスペンスも折り込まれた名作である。
(邦題は「マンデラの名もなき看守」でしたが、勝手に変更しました。)
(Goodbye Bafana, 2007 South Africa, Germany etc.)