◆薔薇のない花屋

 このクールで唯一、見る気のするドラマ(他に見逃しているのがあったらすみません)。

 確か、前のクールにはひとつもなかった気がする。

 初回を見終わって、久々に次を楽しみに感じたら、エンドロールに流れる脚本家の名前が「野島伸司」。
 才能、ということを考え、ため息をつく。

 初回だけを見てもストーリーが読める気がして、2回目を見るとそれが確信に変わるのだが、その予想は外れて違う展開を見せるのだろうという期待も同時に生じる。

 予測できるストーリーや背景とは異なる面が毎回少しずつ提示され、徐々に違うところへ連れて行かれることになっていくのだろう。
 連続テレビドラマの手法を心得た手練れのあざとさを感じないわけではないが、それでもうまいなと思わせる。
 (これで予定調和だったらちょっとアレだけど、かといって後味の悪い終わり方もちょっと・・・ どう処理するのか楽しみだ)

 最後の音楽もいいと思ったら、山下達郎

 ため息をもう一つ。