●小京都・北アルプス・京都

 休暇を取って2泊3日で旅行してきた。何でこの年になって・・・と思うのだが、宿泊費はゼロ。

 飛騨高山・平湯温泉北アルプス白馬岳山麓木曽路奈良井宿・京都東山。

 "小京都"高山と京都東山はものすごい人出。いくら春休みとはいえ、平日なのに。
 そのどちらも、自転車でぶらぶら。周囲はともかく、中心部はほとんど押して歩くことになった。

 白馬と奈良井はほとんど誰もいなかった。スキー場自体も賑わっているとは言えなかったが、スキーヤーたちは遠望できた。

 個人的には、初めての雪山登山?が素晴らしかった。

 雪不足で営業を終えたスキー場。おじさんたちがリフトを一つずつ外して片付けている。しかしそれは一番下で、そこから上に歩くと人っ子1人いない。

 雪不足とはいえ、斜面はまだ一面の雪だ。地面が顔を出している端を選んで歩くが、それも難しくなるとゲレンデを登ったり林間コースを登ったり。

 途中、綺麗なアカウソ1羽を含む、6羽のウソ(なぜかすべてオスのようだ)、ヤマガラシジュウカラなど。
 ヒュイヒュイヒュイヒュイという綺麗な声のさえずりが聞こえ、見つけるとゴジュウカラ。見たのは金剛山以来で、まだ2度目だと思う。あんなに美しい声でさえずるんだ。

 尾根筋まで出ると、国道が通る谷を挟んで白馬連峰が望める。アルピニストスキーヤーもこんなところへは来ない。まったく無人の雪山世界。残念ながら、雪が少ないけど・・・

 キツツキのドラミング、ホオジロのさえずり、ヒガラ。

 空は一面の曇りで白馬連峰の頂上にはガスもかかっている。

 ゲレンデには堅く締まった雪がまだある。せめてダンボールでもあれば滑って降りられることに気づく。
 結局、うち捨てられていた、ベニヤ板の表面の皮のようなもので少しだけ滑ることができた。

 歩いて下るのはやはり大変だった。

 奈良井宿では、端から端まで往復。大小の小柴箒を購い、ちょっと素敵な喫茶店があったのでカフェオレをいただく。

 帰りに通った御岳の上の方は、ガスがかかって見えなかった。

 長くなりそうなので、京都はまた別に。