●すでに大増税

 家人の確定申告。

 国税庁のウェブサイトで数字を入れていく(便利になりましたね、隔世の感があります)。
 まず、勤務先からもらった源泉徴収票の内容を入力して、申告納税額がゼロになることを確認する・・・はずであった。

 が、何度やっても、あと7万円ほど納めろということになってしまう。

 そんなアホな。年末調整もちゃんとすんでいるのだ。

 こうなったら、ウェブサイトが間違っているか、源泉徴収票が間違っているかだ。試みに、自分の源泉徴収票の数字を入力してみると、見事にゼロになる。当たり前だ。
 全国の人が使っているウェブサイトにこんなわかりやすいミスがあれば、既に修正されているはずである。おかしいのは源泉徴収票のほうなのだ。

 2枚の数字を比べてみると、家人の「年調定率控除額」が私の倍ほどもある。つまり、私より7万円ほど余分に減税されているのだ。ありえない。

 そういえば、2006年分は定率減税が半分になったはずだ。私の源泉徴収票に付属のお知らせにもそのことが書いてある。

 これは明らかに、家人の勤務先がそのことを知らず、2005年度までと同じ計算式で計算しているのだ。おいおい、そしたら今からまた7万円申告納税かよ・・・
 でも、そんなことをしてから家人の勤務先に源泉徴収額を修正しろという指示が来たりしたら、話がややこしくなる・・・

 などと小一時間もごちゃごちゃやっていたところ、はっと気づくことがあった。

 何のことはない。家人が2005年の源泉徴収票を私に渡しているのだ。まさかそんなものを渡すとは思っていなかったので、盲点だった。これで辻褄がぴったり合う。

 もちろん、2006年のを使えば申告納税額はちょうどゼロになった。

 さて、そこに、幾ばくかの雑所得を加えて・・・ やっぱり返ってきませんね。余分に納めなければなりません。はあ・・・

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 それにしても、今年は去年と比べて、所得税だけで14万近い増税を食らったことになる。来年は定率減税がゼロになるから、28万円だ。

 2007年は2005年と比べて、所得税だけで 毎月2万3千円! の増税・・・

 政府にしてみれば、これまでが減税だったのだというのだろうが、ものすごい額である。まあ、共働きというのが大きいだろうけれど。

 古い源泉徴収票を入力するなどという馬鹿なミスをやらなければ、このことにまったく気づかなかっただろう。取られているものにも敏感にならなければ。

(強制的に徴収される社会保険料関係も、とんでもない高額。これに見合う保障が得られるとは到底思えない。すべて脱退して貯金に回したいぐらいだ。まあ、相互扶助だというのもわかるんだけど、そうじゃなくて無駄遣いが多すぎるのではと勘繰ってしまう。)