■ウエディング宣言
どうしてここに書く気になったんだろう。特に強く人に推薦したいような映画ではなかった。
調べると、なんと日本では劇場未公開だ。その扱いはさすがにちょっと不当な気がするけれど。
優秀な?外科医と結婚する「派遣社員」(字幕)のジェニファー・ロペス。外科医の母親は著名なテレビキャスターを降ろされたばかりのジェーン・フォンダで、この結婚を快く思っていない。
そう、「派遣社員」であることも毛嫌いする(大きな)理由の一つという設定に考えさせられた。Temp job という英語が使われていたと思う。
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昨今の日本の労働市場の異常さは、確かに経済的要因によるところが大きいのだろう。だが、つい数年前までは「違法」だった働かせ方が、関係法案の「改正」によって今やごく当たり前になっていることにも注意を向けるべきである。
そういう働かせ方を求めた人たちと、それを合法化した人たちが具体的に存在しなければ、いまの歪んだ労働市場はありえなかったのだ。
そんなことを考えず、単にアメリカンコメディとして楽しむべき映画だとは思うんだけど・・・
うん、けっこうよくできたコメディです。
原題は、Mother-in-law(義理の母親)の Mother に、上から Monster が下りてくる形で表現されていた。
(Monster-in-law, 2005 U.S.A.)