★『ダ・ヴィンチ・コード』

 九州から来た親戚と会ったりはしたものの、お盆休みは結局のところ、痒さに耐えながら掃除をしたり医者に行ったりして終わってしまった。

 映画やドラマを見たりはしたのだが、他に言及する必要があるとすれば、ダ・ヴィンチ・コードを読んだことぐらいか。

 映画は未見。先に本を読むか映画を見るかは永遠のテーマ(大袈裟)だが、先に本を読むと映画で失望するのが必定なので、今回も失敗かもしれない。だが、本を読んで膨らませていた想像の翼を、実際の映像で見ることには期待できる。

 ダ・ヴィンチ・コードでは特に、好きなヨーロッパの遺跡や寺院などが多く登場するだろうから見応えがある。もちろん、パリやロンドンの街並みも。ついでにプライベート・ジェットなんかも飛ぶし(笑)

 この作品、旅行者の観光ルートを変えるほどの力を持っていたというのだが、2004年にフランスに行ったときには微妙に存在を知っていたという程度だったので、自分の観光にはまったく生かせなかった。
 その後も何だか私の手に余るほど難しそうで敬遠していたのだが、読んでみると楽にページを繰れるエンターテイメントになっている。もちろん、そうでなければ世界中でこれほど読まれたりはしないだろう。日本ではすでに1000万部!を突破したそうだ(私はひょんな事情から人に借りたので売り上げには貢献していない)。

 でも、これほど騒がれるほどの作品かどうかにはクエスチョンマークがつく。キリスト教の知識がほとんどないことが災いしているのは承知しているが、ミステリとして1級品とはいいがたいように思う。

 ともあれ、作品に登場した場所や描かれた場面を映像としてみられるのはありがたい。早くDVDにならないかなあ。それとも、珍しく映画館に足を運んでみるか・・・