●あらまほしき先達
風の強い寒い日。懲りずにバードウォッチング。途中で相変わらずのなごり雪(というには情緒を抱かせぬ厳しい雪)が降ったりやんだり。
山中でコンビニのおにぎりを食べていると寒さが身に沁みる。
だが、収穫の多い一日でもあった。鳥もそうだが、植物も。
写真上は「萱草(カンゾウ)」。後で調べると、ユリ科の多年草で、別名「忘れ草」だという。
カラシ酢みそ和えがおいしいと教えていただいたのに、バカの一つ覚えみたいにニンニクとオリーブオイルで炒めて食べる。それでもおいしかった。
中と下は「ムクロジ」。羽根突き(羽子板でやるアレですね)の羽に使っていた実だという。数珠などにも使うらしい。さすがに堅く、ガラスの入れ物に入れて振ると金属音を出すほどだ。
鳥も植物も、信じられぬほど知識の豊富な先達なくしては1/10も楽しめないだろう。特に植物はお手上げだ。
げに、先達はあらまほしきものなり。感謝。