■自民党代議士がまた「妄言」

 自民党衆議院議員である森岡正宏氏(厚生労働政務官)が、5月26日の自民党代議士会で「A級戦犯はもう罪人でない」などと発言したという(asahi.com。馬鹿げているのでこれ以上の引用は省略する)。

 その発言の中味たるや、身内であるはずの細田官房長官から「事実関係は種々誤りが含まれており、論評する必要はない」「政府の一員として話したということでは到底ありえない」と切って捨てられるほどお粗末なものだ。

 こういう、単純な事実すら把握せずに最悪のタイミングで国際感覚ゼロの発言をする政治家の頭の中はいったいどうなっているんだろう。やたら勢いだけはいいのだが、その元気をもっと他で使えないものか。
 あの小泉さんすら「戦争裁判で済んでいるじゃないですか。私の靖国参拝とは関係ありません」とコメントしており(同)、仲間への応援にすらなっていない

 それでいて、確実に中国や韓国との外交関係を悪くするのだから、ほんとにもう、どうしようもない。何でこんな人が当選するのか。

 こういう、愛国気取りで国益(あまり好きな言葉ではありませんが)を損なう勢いだけのオッサンを何とかする方法はないのだろうか。