■雨ニモ負ケズ

 今日は大阪北部、箕面の探鳥会。滝の上の大日駐車場に車を置いて集合場所の阪急箕面駅まで歩いたら、必死で歩いてもたっぷり30分以上かかってしまった。のんびり鳥でも見ながら30分、と思っていたのだが。

 キセキレイオオルリメジロなどを楽しんだが、雨模様になってきたので、11時ごろ、箕面の滝付近で解散。あとは小グループに分かれて自由行動ということになる。

 植物に詳しい方の後について、木々や草花ウォッチング。

 鳥も、解散後、カワガラス(小鳥のくせに水上や水中を泳ぐ)・ホオジロ・カケスの姿にキビタキの声。

 それにしても、新緑の木々と花、春の草花が美しい。けっこうな降りになったのだが、雨の中、傘をさしてハイキングをしていて苦にならないのだ。こんなことは初めてである。

 川沿いの木々を眺めながら、なぜか「切なくなるほど美しい」というフレーズが浮かんできた。涙が一筋流れるまであと一歩というところだった。

 すぐそこにある身の回りの自然美に感動するにも、才能と経験と年輪が必要なようだ。才能はともかく、残りの二つは馬齢なりに少しは蓄積されてきたのだろう。

 バードウォッチングやネイチャーウォッチングをなさる方々の年齢層が高い理由が初めて説得力を持って理解できたような気がする。

 歩行2万3300歩。