●踊りガツオ?

 ↓の店。山の中腹にあり、大きな窓から夜景を見下ろせる。見事だ。
 店内の雰囲気も料理の質も悪くない。ただ1点、給仕をしてくれたのがファミリーレストランレベルのアルバイト学生?だったのが欠点だった。

 マニュアルしゃべりをする。料理の知識がない。いや、知識以前に、メニューの中味すら把握していない。次の二つから料理が選べるというのだが、その二つの説明ができない。説明どころか、丸暗記した台詞以外でコミュニケーションすること自体が苦手なようだ。

 刺身で出た魚の名前を聞くと、「踊りガツオです」という。ふうん、踊りガツオねぇ、そういうのがあるのかあ・・・と、一瞬、納得しそうになった。だが、言うまでもなく、戻りガツオである。こちらの聞き間違いかと思っていると、隣の客にもきっぱりと「踊りガツオです」と言っていた ^^;
 ・・・まあ、罪のない思い違いだ。

 和食の給仕をするには未熟すぎるが、彼を責める気はない。責めるとすれば店の方だろう。ある程度以上の和食の店で、このレベルの店員を使っている例を他に知らない。店員の採用と教育を、もう少し真剣に考えた方がいいのではないだろうか。