◆飛行機に興味がない!?

 飛行機に乗るようになって、案外みんな、飛行機に興味がないことがわかって驚いた。たぶん、これをお読みになっている皆さんもそうなのだろう。
 昔は、男の子ならだれでも(ジェンダーバイアス!)一度や二度は飛行機に憧れたものだと思う。乗る機会もないことが憧れをいっそう加速させ、空港へ行くだけでわくわくしたものだ。それも滅多に行けなかった。視力が良ければ職業パイロットを目指したと思う。そんな私でも、初めて飛行機に乗ったのは、20歳になってからで、次に乗ったときにはもう28歳になっていた。最初の時は、飛行機に乗ったことが親戚で話題になったりした・・・
 車好きの人も減っているらしい。楽しみや娯楽の幅が広がったことが原因だろうが、当たり前の存在になれば憧れもありがたみもなくなるせいもあるだろう。昔はありがたみがあった。父親が車の免許を取ったのも、私がかなり大きくなってからだ。
 パソコンも、初期はそれ自体が趣味で楽しみだった。インターネットが自由に使えるようになるころまではそれが持続した。今はもう、下手すると電子レンジと同レベルの道具に成り下がりつつある。新製品が出ても買う気にならない。
 ビデオカメラもデジカメも・・・
 あれ!?、こんな話をする予定ではなかったのに。まあいいや、この流れで終わらせるとすると・・・

 幸せは、憧れと渇望の中にある。まだそれが残っている「旅」を大切にしたい。