マイケル・ムーア監督。
アメリカ「以外」の国々(といっても、ヨーロッパとチュニジア)がいかに素晴らしい面を持っているかを笑いと皮肉たっぷりに紹介するドキュメンタリー。
例の調子だが、やはり傑作である。日本ももちろん、教えられることが多い。
紹介される素晴らしさの多くは、アメリカも拠って立つ価値観から導き出されている。しかも、そのうちいくつかはアメリカ発だったりする。
なのにどうして、アメリカの現実はこうなってしまったのか。
簡単に指摘するのは憚られるが、それほど難しいことではないような気もする。
(Where to Invade Next, 2015 U.S.A.)