◆びっくりの「スナイパー」

 たぶん、みなさんは「スナイパー」の意味をご存知でしょう。

 そう、「狙撃手・狙撃兵」(わお、『広辞苑』の第四版には載っていない。第六版には載っていた)ですね。

 最近では、『アメリカン・スナイパー』(2014 U.S.A.)という実話をもとにした名作映画もありました。

 でも、Sniper の語源をご存知でしょうか。

 英語の辞書を引けばすぐわかるのですが、私たちはふつう、意味がわかる(と思っている)言葉を辞書で引く習慣はありません。

 これは日本語でも同じで、わかりきった言葉を引くと、びっくりするような発見があったりします。
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 今日たまたま、タシギ(鳥です)の英語名を知ってびっくりしました。
 シンプルに Snipe。

 タマシギは Greater Painted Snipe、チュウシャクシギは Swinhoe's Snipe(Swinhoeは人名です)。

 そう、スナイパーとは、「シギを撃つ人」だったのです。

 いかがでしょう? ご存知でしたか。

 私は知らなかったので、かなり驚くとともに、発見の喜びに震えました・・・というのはウソですが、へぇ、いやあ、そうだったのか、というのは、かなり心地のいい感覚ですね。

 でも、どうしてシギなんだろう?