■「赤字」の家計

 2013年の4月から家計簿をつけている。家計簿というか、Excelの表に支出を入力している。

 2013年は4月から始まったので、1年の支出を集計しなかった。翌3月までの年度で計算してもよかったのだが、税金の計算なんかは暦年だし、面倒くさかったのでやらなかった。

 2014年は1月から12月まで揃ったので、初めて合計を計算してみた。

 ・・・まあそんなものかと思ってはいたが、その金額の大きさにはやはりちょっと驚いた。

 要するに、支出が私の手取り収入を超えているのである。

 うちは家人も働いているので財政状況に当面の緊迫感はないが、もし私一人で家計を支えているのであれば赤字だということになる。

 この1年、たぶん、カフェなんかには一度も行っていない(あ、行ったことがある・・・と思ったが、それはタダ券があったからだ)。それどころか、缶コーヒーやペットボトルの飲料とかすら、数度くらいしか買ったことはない。
 先日書いたが、着ているシャツも履いているズボンも1000円未満。散髪代は1080円。
 それほど節約しているというのに、なんという支出だ。

 そんな細かい節約など焼け石に水だとしても、去年は家の大規模修理もなかったしバイクも買っていないし(一昨年は両方あった)、海外旅行にも行っていない。飛行機を飛ばすのはやめたし、同じ車に13年以上乗っている。酒も煙草もギャンブルもまったくやらない。
 幸いというか家のローンも終わっており、家賃はもちろんゼロだ。子どもは一人しかいない。

 それでどうして支出がこんなことになるのか。

 これでもし、ローンなり家賃なりを支払っているとすると、赤字も赤字、大赤字になる計算である。

 私は一応、安定した職場で正規に雇用されて働いている。給与は高くはないが、体系は年功序列のはずだ(この10年間でむしろ下がってるけど)。年齢はアラフィフである。
 それでこんな状態なら、世間の人はどれだけ支出を切り詰めなければいけないのかと心配になってくる。

 何か特に贅沢をしていたり、不要なものに費やしているのかと思ってざっと見たが、何もない。もしかするとブラックホールとかに吸い込まれているのではないかという気さえする。確かに?、消費税だけで数十万円も払っている計算になるのにはちょっとしたブラックホール感がある。

 所得税だって住民税だって社会保険料だって、(収入の割には)ものすごい金額を最初から掠め取られているのに、そこからさらに消費税を取られているのだ。固定資産税や自動車税ガソリン税などもある。そして、ガソリン税にまで消費税を上乗せして支払っている。

 とはいえ、家人が働いているお蔭で、現実の家計にはむしろ余裕がある。
 だが、3人家族でローンもないのに、私一人の収入で「食べていけない」のは明らかに使いすぎだ。でもいったいどこに??

 やっぱり家計を見直してもっと節約すべきなのだろうか。
 いま以上に安いシャツもズボンも散髪もないと思うのだが、そこじゃないのかな ^^;

 それにしても、シングルインカムで子ども3人・・・なんていう人は、いったいどうしているんだろう?