■軽すぎる体重

 新聞のスポーツ欄はほとんど見ないのだが、たまたま目にとまった。

 テニスの全豪オープン
 例によってシャラポワが負けたのだが、それよりも、対戦相手のビクトリア・アザレンカという選手が勝ったということのほうが大きく取り上げられていた。
 まあ、当たり前なんだけれど。

 その優勝したアザレンカの写真の下に、180cm 60kg とあるのを見てびっくりした。私が 180cm 66kg だからである。

 どうみても、アザレンカの方が体格が立派だ。肩幅も二の腕も胸板も1.5倍ぐらいという感じがする。脚だって筋肉質で太く、ウェストだって細くない。
 私にはいくらか余分な脂肪がついているとしても、脂肪より筋肉の方が重いのである。

 身長180cmというのが正しいとすれば、あの体格で体重60kgというのは、どう考えてもありえない。

 そう思って調べると、シャラポワは 188cm 59kg なのだそうである。

 ここまでくると、もう、「おいおい、いくら何でもそれはちょっと・・・」というレベルだ。

 どうしてつまらないことで鯖を読むんだろう?
 第一、テニスの選手の体重なんか公表して意味があるのだろうか。ボクシングみたいな階級制でもないし、相撲みたいに体重がものをいうわけでもない。

 まして、公表された体重がこれほど眉唾物だと・・・

 もしあの体重がほんとうだったらごめんなさい。
 でも、その確率はいくら多く見積もっても5%未満だと思うけど。

(後記:大阪国際女子マラソンで優勝した重友梨佐選手は、168cm 50kg だそうだ(朝日新聞)。見た目にもほっそりしている。そのままの体型で身長が188cmだとすると、体重は70kgになる計算だ。シャラポワは、あの体格で59kgだという・・・)

(さらに後記20160131:2016年の全豪オープンで優勝したアンゲリク・ケルバーは173cmで68kgだそうだ。見た目も合わせ、なんとか納得できる数字である(それでも実は71kgとかなのかな)。シャラポワはたぶん、80kgくらいはあるだろう。)