■正体見たり !?

 郵便物を出すついでに、例の謎の群れの正体を暴くべく、カメラを持って出た。

 望遠レンズをつけた一眼レフを持って住宅地をうろうろするなど、このご時世には少々危険である。
 万一何かあらぬ嫌疑をかけられた場合、読者の皆さんでぜひ冤罪を晴らしていただきたい ^^;

 幸い、というべきか、自宅前に帰るまで群れは現れず、レンズはずっと下を向いたままだった。

 自宅前に戻ったのがやはり日没後30分ごろ、待っていると、ほどなく、かなり前方を群れが通過していった。

Img_9615_sqr 三日月が出ていて、それなら 1/20 ぐらいのシャッター速度で切れるが、薄暗い彼方の鳥の群れには、そもそもピントが合わず、シャッターがおりない。

 仕方ないので、月だとか遠くの家の屋根だとかにあらかじめピントを合わせておいて、フォーカスをマニュアルにする。マニュアルとはいっても、実際にはピントリングは動かさ(/せ)ない。

 オートブラケットで撮影していると、3枚目のシャッタースピードは数秒というレベルになっている。こんなので写っているとはとても思えない・・・
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 群れは、たかだか3分か5分の間に7つも通った。
 それを過ぎると、1羽か2羽のはぐれ鳥が飛ぶばかりで、それすら数分も経つとぱたっといなくなった。
 さっきの月の左に木星(たぶん、一番星だ)が明るく輝きはじめると、もう飛ばない。

 カントのように正確な連中である。

 しかし、うちの家の真上がルートだということはなく、移動の方向も道筋も、かなりばらばらであった。
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Img_9628_32 さて、肝腎の同定だ。

 当初、カワウだと断定したくなったのだが、もしかしたらカモかもしれない。明日は双眼鏡を持ち出して決着をつけようと思う。

 ご近所のみなさま、バードウォッチャーですので、お間違えなく。